「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ、何処にも光はない」。かつてそう語ったのは、『愛のコリーダ』や『戦場のメリークリスマス』で知られる映画監督の大島 渚です。その言葉通り、映画界という大海原に、革命的な光を放つ名作群を残した大島がこの世を去って今年で10年目を迎え、その映画人としての歩みにスポットを当てた展覧会『没後10年 映画監督 大島渚』が開催中。“松竹ヌーヴェル・ヴァーグ”の旗手として脚光を浴びた大島が、独立プロ「創造社」の結成&解散を経て、世界を股にかけて活躍するまでの試行錯誤の軌跡を、監督自身が体系的に遺した膨大な作品資料や個人資料を通して紐解きます。
資料群の中でもとりわけ貴重なのが、長く現存しないと言われていた美術監督・戸田重昌に関する各資料。『白昼の通り魔』から『戦場のメリークリスマス』までをめぐるそれらの資料は、大島監督が唯一無二の世界観を創造する過程で、戸田の果たした役割の大きさを雄弁に物語ります。中でも『戦場のメリークリスマス』におけるインパクト大な強制収容所のセットイメージ図は、主演と音楽を手掛けた坂本龍一の逝去により、再び注目を集めつつある同作をより深く味わうための一助になってくれるでしょう。
大著『大島渚全映画秘蔵資料集成』の編著者・樋口尚文が企画を監修
『戦場のメリークリスマス』 (1983年) セットイメージ図
没後10年 映画監督 大島渚
期間_2023年4月11日(火)~8月6日(日)
開室時間_11:00~18:30(入室は18:00まで)
※6月30日、7月28日は11:00~20:00(入室は19:30まで)
場所_国立映画アーカイブ 展示室 7階(東京都中央区京橋3-7-6)
休室日_月曜日、5月30日(火)~6月1日(木)
ところで、『戦場のメリークリスマス』の大部分が撮影されたニュージーランドは、こちらのポロシャツとも無縁ではありません。最高級のウールとして知られるニュージーランドメリノウールを、100%使用しているからです。防縮加工が施された糸を先染め天竺で編み上げているため、上質な素材でありながら、家庭での手洗い洗濯が可能なのは、嬉しいポイント。さらに、ウールならではの吸湿性能があり、夏でも安心して着られる1着に仕上がっています。『無理心中 日本の夏』『新宿泥棒日記』『夏の妹』など、実は夏を舞台にした作品を多く手掛けている大島の生き様を目の当たりにするのに、このポロシャツほどぴったりなアイテムもほかにないのではないでしょうか。
最高級の素材と高度な縫製のフュージョン
最高級のニュージーランドメリノウールの中から、17.5マイクロンの糸だけを厳選して使用。そのため、光沢感がある上、着心地がよく滑らかな肌触りになっています。
衿からハネ衿までに繋ぎ目がないのは、ひと目ひと目を手作業で縫い合わせる「リンキング」という高度な手法を採用しているため。肌当たりがとてもスムーズで、首周りのシルエットもすっきりしています。
袖の長さは改良を重ね、長すぎず短すぎない、日常使いから上品な着こなしまで合わせることのできる絶妙なサイズ感に。また、程よい薄手なので、中に着たインナーのシルエットが響かない仕上がりになっています。カラーはネイビーとブラックの2色。
TEC3.NZメリノポロ 24G [2203272003] ¥28,600