今月のイベント何着て行く?
WOMEN_APRIL編

Text: KEISUKE KAGIWADA
Photo: ATSUSHI IKEDA, RYUTA ARAKAKI(CASK)

さぁ、散歩が楽しい季節の到来です。新企画「今月のイベント何着て行く?」では、アクアスキュータムのアイテムを纏って足を運びたい、注目の新作映画や展覧会を毎月ご紹介。ウィメンズの4月編は、ニットのアンサンブルとジョージア映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』を取り上げます。

 柔らかい木漏れ日が降り注ぐ路上で、ギオルギはすれ違いざまに本を落としたリザと、二言三言の言葉を交わす……。ジョージアの自然豊かな街・クタイシを舞台に展開する『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』は、そんなシーンから幕を開けます。

 数時間後、偶然にも再び巡り会った2人は、明くる日のデートの約束をしたものの、目覚めるとリザは”邪悪な力”によって別人の姿に。事情を説明しようと約束のカフェに向かうのですが、なんとギオルギも同じく姿を変えられてしまったから、さぁ大変。果たして2人は無事に再会できるのでしょうか……というのが、本作のあらましです。

 まるでハリウッドのラブコメのような展開だと思うでしょうか。しかし、すべてのショットがクロード・モネの風景画のごとき静謐な美しさを湛えていて、ラブコメ的なわちゃわちゃ感はまったくありません。象徴的なのが、冒頭を飾る”すれ違いざまの運命的な出会い”シーン。ラブコメなら役者の全身もしくは顔に寄るところ、カメラは2人の足元のアップしか映さない。あまりにも大胆なこの選択によって、本作は見慣れたラブコメの”定番”的なストーリーを、これ以上ないくらい新鮮かつ上品に仕上げてみせます。

監督はジョージアの新生、アレクサンドレ・コベリゼ。世界各国の映画祭で絶賛されている本作は大学の卒業制作

監督:アレクサンドレ・コベリゼ 出演: ギオルギ・ボチョリシヴィリ、オリコ・バルバカゼ、ギオルギ・アンブロラゼ、アニ・カルセラゼ他

©DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze 配給:JAIHO

 

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう

期間_2023年4月7日(金)〜終了日未定

ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺他全国順次ロードショー

https://georgia-cafe.com/

 アクアスキュータムの”定番”と言えば、創業125年を迎えた1976年以来、ブランドのアイデンティティにもなっているクラブチェック。トレンチコートの裏地でおなじみのこのチェックは、英国の格式高いクラブのブレザーの色を表現したネイビー、トレンチコートの象徴するベージュ、素材や生地の質感を大切にする意味を込めたビキューナのブラウンの3色が基調となって形作られています。

 今回紹介するインターシャの織りの半袖プルオーバー&カーディガンのアンサンブルを彩るのも、クラブチェック。しかし、トレンチコートの裏地は格子が細かいのに対し、こちらの格子は大胆なほど大きい。まるで足元にカメラをズームインすることで、定番的な物語をまったく新しく描いて見せた『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』のよう。それでいて、クラシカルな上品さも湛えている。これほど『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』を観るのにうってつけのアイテムもそうないのではないでしょうか。

配色と編みのコンビが織りなすデザイン

 通常、ニットはすべての糸を同じ混率で編むことが多いのですが、色によって混率を変えることで凹凸感を出し、表情豊かなデザインに。また、ホワイトのビスコースは光沢感のある糸を使用しているので、触るとシャリ感が。他の色より撚りを強くし、動きを出しているため、チェックにランダム感が生まれ、締まりのある知的なデザイン性を実現しています。

 プルオーバーの袖には大きめのリブを入れ、単品で着用しても華やかなシルエットに。アームホールの大きさもそれぞれ様になる絶妙な大きさに調整し、上にカーディガンを羽織ってももたつかないようになっています。ボタンはAquascutumのロゴが入ったオリジナルを使用。いずれも裾にはロゴをかたどったチャームをあしらい、シックなアクセントになっています。写真のネイビー/ブラウンのほか、ホワイト/ベージュも。

インターシャチェックCD [5003260013-39] ¥45,100,

インターシャチェックPO [5003260113-39] ¥37,400

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